複数アプリを自動でつなぐ、Make.com を初めて使う方へ

毎日の単純な作業を手作業でやっていませんか? この記事では3分で Make.com の仕組み、無料プラン、使い始め方がすべて分かります。

「複数のアプリを自動でつなぎたい」なら、Make.com が答えかもしれません

あなたは毎日、同じ作業を繰り返していませんか? たとえば、メールが来たら Slack に通知する、Google スプレッドシートのデータを別のサービスに送る、SNS の投稿を自動でスケジュール配信する——こうした「アプリとアプリをつなぐ手作業」は、実は自動化できるんです。

それを実現するのが **Make.com** です。プログラミング知識なしに、複数のアプリを自動でつなぐ(つまり「ワークフロー」を作る)ツールです。月に数十時間の手作業が消える可能性もあります。

この記事を読むと、Make.com が何なのか、どう使い始めるのか、本当に無料で使えるのかが分かります。

---

一言でいうと

Make.com は、複数のアプリ・サービスを「もし〜なら、〜する」というルール(自動化フロー)でつなぐツール。プログラミング不要、無料プランあり。

---

なぜMake.comを知っておくべきか

あなたの会社でこんなことが起きていませんか?

- メールで届いた注文を、手作業でスプレッドシートに入力している

- Slack の通知を見て、手動で別のツールに記録している

- 毎週、同じ形式のレポートを複数のツールから集めて作成している

これらは全部、Make.com で自動化できます。「人間が繰り返す作業 = 自動化できる仕事」だからです。

しかも、初心者向けの無料プランがあるので、まずは試してみることができます。

---

3分で分かるMake.comの中身

- **ノーコード自動化ツール**: プログラミング知識なしに、複数のアプリをつなげる

- **ビジュアルで設計できる**: フローチャートのように、ブロックをドラッグして組み立てる

- **100以上のアプリに対応**: Gmail、Slack、Google スプレッドシート、Stripe、Shopify など

- **トリガーとアクション**: 「メールが来たら(トリガー)、Slack に投稿する(アクション)」という形で自動化

- **無料プランで月1,000 オペレーション(実行回数)まで可能**: 小さな自動化なら無料で十分

- **日本語サポートあり**: 公式ドキュメントやコミュニティが日本語対応

- **他のツールより低価格**: 競合の Zapier より安い傾向

---

主な機能を具体例で見ていく

1. シナリオ(自動化フロー)の作成

Make.com では「シナリオ」と呼ぶ自動化フローを作ります。たとえば:

**例 1: メール → スプレッドシート**

- Gmail で新しいメールが来た(トリガー)

- 件名と本文を自動抽出して、Google スプレッドシートに新しい行として追加(アクション)

**例 2: Slack → 他ツール**

- Slack の特定のチャネルに投稿があった(トリガー)

- その内容を Asana のタスクとして自動作成(アクション)

2. フィルタリングと条件分岐

「すべてのメールを送る」のではなく、「特定の件名のメールだけを送る」という条件をつけられます。

3. データ変換

アプリAから取得したデータを、アプリB が理解できる形に自動で変換します。

---

料金プラン(2026年最新)

Make.com は以下の料金体系です。最新情報は Make.com 公式の料金ページで再確認してください。

※ 1 オペレーション = シナリオが 1 回実行されること。複雑なシナリオほど消費が多い場合あり。

**無料プランで何ができるか**

月 1,000 オペレーションは、たとえば:

- 毎日 30 回のメール自動化 = 月 900 回

- 週 1 回の大型レポート作成 = 月 4 回

小さな自動化なら十分です。

---

使い始め方(3ステップ)

ステップ 1: アカウント作成

1. Make.com 公式サイト(https://www.make.com)にアクセス

2. 「Sign up(登録)」をクリック

3. メールアドレス、パスワード、国(Japan)を選択

4. 確認メールを開いてアカウント有効化

ステップ 2: 最初のシナリオを作成

1. ダッシュボードで「Create a new scenario(新しいシナリオを作成)」をクリック

2. トリガーとなるアプリを選択(例: Gmail)

3. アクションとなるアプリを選択(例: Google スプレッドシート)

4. 各アプリの認証(API キー、つまり「あなたのアカウント情報をMake.comに許可する」)を完了

5. 「Test」ボタンで動作確認

ステップ 3: シナリオを有効化

1. 「Activate scenario(シナリオを有効化)」をクリック

2. これで自動化が開始されます

---

こんな人におすすめ

- **営業・マーケティング担当者**: リード情報の自動整理、メール配信の自動化

- **事務・バックオフィス**: 請求書、レポート作成の自動化

- **個人事業主・フリーランス**: SNS 投稿スケジュール、顧客管理の自動化

- **小〜中規模企業**: 月額数千円で複数の業務を効率化したい

- **初心者**: プログラミング知識なしに自動化を学びたい

---

よくある質問 (FAQ)

クレジットカードを登録する必要はありますか?

いいえ。無料プランはクレジットカード登録なしで使えます。有料プランにアップグレードする時だけ必要です。

Make.com と Zapier の違いは何ですか?

両者とも「ノーコード自動化ツール」ですが、Make.com は **価格が安い** のが特徴です。Zapier は月額 $19.99 から、Make.com は $9.99 から。機能はほぼ同等なので、日本ユーザーには Make.com がお得です。

日本語でサポートを受けられますか?

Make.com の公式ドキュメントは英語中心ですが、日本語コミュニティ(Slack グループなど)が活発です。また、簡単な操作は YouTube の日本語解説動画も増えています。

無料プランから有料プランへの切り替えは簡単ですか?

はい。ダッシュボードの「Billing(請求)」から 1 クリックで変更できます。月の途中での変更も可能で、日割り計算されます。

Make.com でセキュリティは大丈夫ですか?

Make.com は ISO 27001 認証を取得しており、データ暗号化も標準です。ただし、各アプリの認証情報(API キー)は安全に管理してください。

---

よくある勘違い

勘違い 1: 「プログラミングが必要」

**実際**: 完全にビジュアル操作です。コードは書きません。

勘違い 2: 「複雑な自動化しかできない」

**実際**: メール 1 通を Slack に通知する、くらい簡単なものから始められます。

勘違い 3: 「無料プランは機能制限が多い」

**実際**: 無料プランでも 1,000 オペレーション/月あれば、小〜中規模な自動化なら十分です。

---

私ならこう使います

もし私が Make.com を使うなら、まずは **「メール → スプレッドシート」** という最もシンプルな自動化から始めます。なぜなら、この 1 つで月 5 時間の手作業が消えるからです。

次に、Slack 通知を追加して、「重要なメールが来たら、Slack にも通知する」という 2 段階の自動化に進みます。

無料プランで試して、「毎月 1,000 オペレーション では足りない」と感じたら、その時点で Standard プラン(月 $9.99、約 1,500 円)にアップグレードします。

---

次のステップ

1. **今すぐ無料で試す**: Make.com にアクセスして、アカウント作成(クレジットカード不要)

2. **テンプレートを参考にする**: Make.com のテンプレートギャラリーで「Gmail → Google スプレッドシート」を検索

3. **最初のシナリオを 1 つ作成**: 上記「使い始め方」を参考に、簡単なシナリオを作ってみる

4. **コミュニティに参加**: 日本語 Slack グループで質問・相談

---

まとめ

Make.com は、複数のアプリを自動でつなぐ、初心者向けの自動化ツールです。無料プランなら月 1,000 オペレーションまで無料で試せます。

「毎日の単純な作業を減らしたい」と思ったら、Make.com で自動化を始めるのは、実は難しくありません。

今週中に 1 つ、簡単なシナリオを作ってみてください。月に数時間の時間が戻ってくるはずです。